No.2 オーラパールの成分まめちしき① ~塩化リゾチームについて~

アレクサンダー・フレミング、鼻水を垂らした男の子

むし歯予防は、毎日の正しい歯みがきが大切ですが、食べ物にも注意が必要です。
皆さんご存知ですか?実はオーラパールに配合されている「塩化リゾチーム」は鼻水から発見されたのです。(※くしゃみという説もあります)
アレクサンダー・フレミング(ペニシリンの発見でノーベル医学生理学賞を受賞したイギリスの細菌学者、1881-1955)が、細菌培養用のシャーレを洗っていると一面に生えていた細菌の一部が透明に溶けていることに気付きました。
そこがカゼを引いていて鼻水が落ちた場所でしたので、鼻水が細菌を溶かしたのではないかと考えました。その後、実験を重ね、涙にも強力な溶菌作用があることを見出しました。この溶菌作用を持つ物質は体内において細菌に対する防御の役割を果たしていて、さらに酵素の一種であることがわかり、リゾチームと名付けられました。 リゾチームは涙液、鼻水、唾液、白血球など体内に広く分布していて溶菌力、組織修復促進作用、抗炎症作用、出血抑制作用などがあり、生体にとって重要な役割を果たしています。
実は、卵の白身にも含まれており、卵が腐らないような作用があります。
私たちの身近なところで活躍しているのが「塩化リゾチーム」なんですね。