No.24 最近注目のドライマウスとは?

落ち葉のイラスト

ドライマウスとは、ストレスや筋力の衰え、薬の副作用などが原因で、唾液の分泌量が減少し、口の中が乾いた状態になる症状です。

海外の疫学調査によると、人口の4人に1人がドライマウス予備軍と推定されています。日本国内の患者人口は約800万人と推定され、自覚症状が少ないことから予備軍は3,000万人にもなると言われています。
ドライマウスの症状として、口臭が気になる、乾いた食べ物が食べづらい、舌がヒリヒリするなどがあげられます。自分では気づきにくいため、自覚のない方も実はドライマウスかもしれません。

ドライマウス状態が続くと、口内の菌が繁殖しやすくなり、むし歯や歯周病、口臭の原因になることがあります。特に高齢の方は誤嚥性肺炎につながるため注意が必要です。 水を飲むことでも、一時的には口内が潤いますが、水には保湿成分や殺菌成分が入っていないため、効果は長く続きません。さらに水分を取りすぎるとトイレに何回も行くことになってしまいます。

ドライマウスへの対処としては、原因を取り除いたり、ドライマウス用のケアをすることが大切となります。