No.18 カラオケの効用について

 
歌う女性のイラスト
 

「歌う」ことは楽しい口腔ケア
歌うことは、誰にとっても身近な楽しみではないでしょうか。
また、歌うことはストレス解消につながり、心身のリフレッシュにもなります。
実はカラオケなどで歌うことは、だ液の分泌量を促しドライマウスを防ぐなど、口腔ケアにも有効なのです。
ドライマウスの原因は、ストレスや口周りの筋力の低下などがあると言われていますが、歌うことは口の周りの筋肉を鍛え、だ液腺の分泌を促し、ドライマウスの改善につながるそうです。
だ液の減少は口臭やむし歯、歯周病などの原因となりますので、これらの改善効果が期待できます。
また、食べ物や飲み物が気管に入ってしまう誤嚥(ごえん)を防ぐ効果も研究されています。
普段カラオケに行かない人に、週4日程度、8週間にわたって歌を歌ってもらうと、4週間後、8週間後の双方で、のみ込む力が強くなったという研究も行われています。

歌う効用には、口腔ケア以外にも、脳機能の活性化(認知症予防効果など)、ストレス軽減効果、コミュニケーション効果などがあり、健康寿命を伸ばす効果が期待できます。
毎日の歯みがき習慣と合わせ、カラオケを生活習慣に取り込み、楽しみながら健康長寿を目指しましょう。

Check!
「ドライマウス」とは

だ液の出る量が少なくなり、お口の中が乾燥する症状のこと。
口の中が乾いて食事がしにくい、口内がネバつく・・・などの症状がある人はドライマウスかもしれません。