秋のスキンケア
1乾燥は美肌の大敵
紅葉がはじまり、水が冷たく感じるようになると、お肌の乾燥に悩む人が増えてきます。秋のお肌は、夏に比べて皮脂量と水分量が大幅に減少しているからです。皮膚の乾燥はどのようにして起こるのでしょう?
皮膚の表面には、平たい角質細胞が10層以上も重なった角質層があります。この角質層が、皮膚をさまざまな刺激から守るバリアの役割をします。また、皮膚には水分を保ついくつかの仕組みがあります。
健康な皮膚の表面は、皮脂膜という天然のクリームでおおわれています。皮脂膜は水分と脂分が混ざり合ったクリームになっていて、水分の蒸発を防いでいます。また、角質層には水分を保つセラミドや、NMF(天然保湿因子)などがあります。セラミドは角質細胞間にある脂質で、水分を結合水として保持する性質があります。
しかし、秋になると、湿気の高い夏と違って空気が乾燥してきます。皮膚から水分が蒸発しやすくなる他、皮脂の分泌も低下して乾燥しやすくなり、皮膚のバリア機能も低下してきます。また、角質細胞同士の結びつきが弱まって、めくれたりはがれたりするために、皮膚はザラついた感じになります。
こうして、角質層にスキ間ができた状態になるため、刺激物質や細菌などが侵入しやすくなります。その結果、かゆみやかぶれといったトラブルが起こりやすい、敏感な皮膚になってしまうのです。
保湿ケアが基本
乾燥を防いで健康なお肌を保つには、うるおいを与えて、それを逃がさない保湿ケアをすることが大切です。
角質細胞の水分を保つためには、皮膚の保湿成分であるNMFや、セラミドなどの角質細胞間脂質を配合した保湿剤で、これらを補うことが有効です。水分が保てるようになると、皮膚のうるおいも徐々に戻ってきます。
また、顔に比べると、他の部分の皮膚は皮脂腺の数が少なくなっています。とくに歳をとると、セラミドの生成や皮脂分泌なども減少するため、皮膚と服とがこすれる程度の刺激でも、炎症を起こしやすくなります。
敏感肌もアトピー肌も、全身の保湿ケアで皮膚のバリア機能を回復させることが、トラブルを防ぐスキンケアの基本といえるでしょう。
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